品のある外貨mmf
前年ヒット商品が生まれ、17%成長したとしても、次の年はその17%成長した数字を土台にさらに17%成長しなければならない。
息を抜く暇はない。
とくに保険業界でめざす収益性を保つために、毎日収益の変化をみるという、後述する、AIG独自のプロフィットセンターができたのも、ゴーイング・コンサーン確保のためかもしれない。
AIG型株主資本主義は市場原理主義、市場至上主義、カウボーイ資本主義とどこが違うのだろう。
17年3月、AIG本体のNO2にあたるエグゼクティブ・バイスチェアマン兼COO(最高執行責任者)に就任したドナルド.K・Kナック(AIGカンパニーズ日本・韓国地域社長兼CEO=当時)の発言を例にあげてみよう。
Kナック氏は17年5月、マーク・Nーボン日本GE社長(当時)と、人気エコノミストのイエスパー・Cール氏と対談している。
このとき、1年後にGEからAIGへのEジソン生命売却が実施されるとは夢にも思わなかったに違いない。
Kナック氏は席上、以下のように述べた。
「私たちの仕事は富の創出です。
国の富は企業部門が創出した富に依存します。
政府は富を創出できません。
企業がより多くの富を創出し、税金を払わねば、人びとの退職後の資金、医療費をどうやって調達するのでしょうか。
株主資本主義は経済が健全であるために、社会的良心をもって、従業員を大切にし、責任をもって富を創出し、株主から委託された資金をそれなりのリターンをつけて返さねばなりません。
ただ株主資本主義をカウボーイ資本主義と同列に置くのは賛成できません」。
すべての源泉は健全経営にあるとの考え方だ。
不正会計事件で世界を騒がせたEンロンやWールドコムにみられる市場至上主義、カウボーイ資本主義、行き過ぎた株主資本主義、ファンド資本主義とは一線を画す。
T園AIGカンパニーズ日本・韓国地域COOは「AIGは固まったビジネスモデルをもっていない。
グローバルだが、ローカライゼーションというか、その国情に合わせ、アメーバのように変形していく」グローカルな企業だという。
給与体系や人事制度は国ごとに独自の体系をもつ。
社員を大事にする点では日本企業と共通するところがある。
破たんした第H生命の包括移転先であるMニュライフ生命時代の2000年に、GEEジソン生命にスカウトされた経歴をもつE畠総支社長は、GEとAIGの企業文化の違いについてこう語る。
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